素敵な言葉を彫刻したインドM6のお墓が完成!郡山市営東山霊園

こんにちは^^ 福島県一円にてお仕事をさせていただいております、お墓のTRY(トライ)です。郡山市営東山霊園にて、「感謝」と「思いやり」の印象的な言葉が素敵な、インドM6のお墓を建立させていただきました!

 

郡山市営東山霊園 新墓 インドM6(緑系の黒御影石)

 

郡山市営東山霊園で新しくお墓を建てたいというお客様からご相談をいただきました。旦那様を亡くされた奥様でした。お話を伺うと、当社にお越しになる前に他の石材店さんにも話を聞かれていて、そこで気に入ったデザインのお墓があったそうです。ただ、そのままではお求めになった敷地に寸法があわないので、「寸法を敷地に合わせて、納骨に間に合うように作ってほしい」と頼んだところ、納期が短いことでご対応が難しいということになってしまい、お困りでした。そんな時に当社のホームページをご覧になって、お越しくださったようです。

 

こちらがお求めになった墓地です。最初にご来店いただいたあと、区画番号を教えていただいて現地で寸法を測り、図面を作成することになりました。縦に長い奥行きのある形状です。

 

他社様でも話を聞かれて、だいたいのイメージする形は決まっていましたので、それをもとにしながらご希望を伺って調整し、ご提案した図面です。お客様にも気に入っていただくことができたので、このあと細部を調整して最終的な図面が完成しました。

 

最終的な図面です。実際の墓地の写真に合わせてみることで、とてもリアルに建立後の姿をイメージすることができます。

左右のベンチ状の腰石の下部は、前の図面では空洞にしていました。そこをお掃除道具などを置いておくスペースとして利用することもできるのですが、汚れが溜まってしまうことを避けるために、お客様とお話して石でふさいでしまうことにしました。また、ご希望を伺ってお墓正面に彫刻する文字を入れました。亡くなった旦那様の口癖が、「感謝」と「思いやり」だったそうで、この二つの言葉を入れたいとご希望いただきました。とてもすてきな言葉です^^

 

工事の前には地鎮式を執り行いました。当社では、お墓作りのとても大切な儀式のひとつとしてご一緒に行っています。奥様と、ご同居されている娘様がお越しくださいました。

 

工事が始まりました!まずは基礎工事です。写真は床堀りを行っているところです。地固めするため土を掘り下げて、砕石を入れて機械で締め固めています。

 

地固めが終わり、鉄筋を組んだ所に生コンを流し入れます。

 

コンクリートを打ち終わりました。表面をきれいにならしてしばらくの間養生します。木枠の中は納骨スペースの下にあたる部分で、土のままになっています。その左右の穴は水抜き穴です。

 

基礎が完成したら、外柵部分を設置していきます。角の部分は、耐震ボンドと併用してL字の耐震金具を取り付けています。

 

外柵や納骨堂をくみ上げていき、お墓の台座を設置しました。ここに、これから石碑を乗せるところです。ここでも耐震ボンドをたっぷり使用して、耐震施工で据え付けを進めます。

 

こちらは墓誌の台座を設置したところです。今回は、墓誌本体をこの台座のくぼみにとり付けるはめ込み式の墓誌を選ばれました。ここでもたっぷりのボンドを塗布しました。黄色いテープは養生テープです。このあと継ぎ目に水が入らないよう目地を入れて仕上げますが、目地を入れる部分にボンドが飛び散ったり、汚れたりしないように養生しておきます。

このたびの地震で、お墓のズレ直しなどのご相談も多くいただきましたが、この目地部分の施工はとても需要だと改めて感じました。耐震ボンドの経年劣化もありますが、目地がきちんとなされていなかったり劣化してはがれたりすることで、そこから水が入ってしまい、それが冬場に凍結することで、石の接着が弱くなって揺れに耐えられずズレてしまったと思われるお墓もたくさんありました。

 

石碑の据え付け、墓誌や花立なども設置して、完成です!!

 

「感謝」と「思いやり」を正面に彫刻した石碑がとても印象的です。文字は5,6種類ほどご用意した中から選んでいただいきました。文字の色は白色でペイントしています。ご希望で、お花立も計4対ご用意しました。

使用したインド産のM6は、かなり濃い緑色をしています。遠目には黒く見えますが、近くで見ると緑色がよく分かります。石見本で見ているときは小さいものなので、模様などもはっきりしていて派手な印象を持つ方もおられますが、実際に石碑が建ったところをご覧になったお客様には、思っていたより落ち着いた雰囲気だとおっしゃっていただけます。

 

踏み石は滑りにくく、かつシンプルなものがいいとご希望いただいたので、直線でシンプルに仕上げました。また、足元を心配されていた奥様にも安心してお参りいただけるように、できるだけ段差の少ない形に設計しました。

 

お墓の後方です。建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しました。ご存命中のお墓の建立は寿陵とも呼ばれ、おめでたいことから、お名前に赤色を入れることもあります。

 

他社様で建立が難しいといわれたことで、完成まできっとご心配だったと思いますが、なんとかご希望のご納骨の日までにお墓を完成させることができました。ご納骨の日はお天気にも恵まれ、ご家族様が集まって和やかに行われました。ご同居の娘様はご結婚されて苗字が違いますが、ゆくゆくは墓守をされるので、正面の文字を家名ではなく言葉にされたのもよかったねとおっしゃっていました。最後には、「TRYさんにお願いしてよかった」ととても嬉しいお言葉もいただくことができました^^

このたびは当社にご相談くださいまして、ありがとうございました。お悩みだったお客様のお役に立つことができて、とてもうれしく思います!ご希望までに完成させることができて、私どももホッとしています^^ これからも皆様で仲良く、末永くお参りいただけますと幸いです。何かお困りの際は、またいつでもお気軽にお声かけください。