三春町地域墓地にて、ピンクの桜がアクセントの洋型墓石を建立
福島県一円にてお仕事をさせていただいております、お墓のTRY(トライ)です。今回は、田村郡三春町の地域墓地にて、立ったままお参りできる現代的な洋型墓石を建立させていただきましたので、ご紹介いたします。
三春町 地域墓地 新墓 松山石+北大青
今回のお客様は、20年ほど前にお母様を亡くされ、墓地にはお骨壺のまま埋葬されていたそうです。このたびお父様も亡くなられたことをきっかけに、「改めてお墓を建てたい」と当社へご相談くださいました。
こちらがお墓を建立する三春町の地域墓地です。三春町は郡山市のお隣で、当社郡山店からも比較的近く、車で20分ほどのところなので、これまでにもたびたびお墓のご相談をいただいている地域です。
お客様が特に強くご希望されていたのが、四十九日までにお墓を完成させることでした。お墓の完成までは、早くても1か月くらい、通常2~3か月ほどお時間をいただいていますので、今回は時間にあまり余裕はありませんでしたが、ご予算やお参りのしやすさ、周囲のお墓とのバランスを考えてお墓づくりを進めました。

ご提案図①
お客様からは昔ながらの和型ではなく、今の時代に合った形がよいというご希望がありました。また、両隣には高さのあるお墓と低めのお墓がありましたので、周囲との調和にも配慮しながら、ご予算内で形にできるデザインを、まずは3つご提案しました。こちらのご提案図①は、立ったままでもお参りができる高さのあるタイプです。

ご提案図②
こちらは①とは石碑部分の形を変え、少しコンパクトな印象にまとめたご提案です。2種類の石を組み合わせています。

ご提案図③
ご提案図③は、彫刻や形にも少しデザイン性を持たせたご提案です。お客様には「どれもいいね」と言っていただき、その中でもこれから長くお参りしていくことを考えて、立ったままお参りしやすい形を気に入られて、「①と②を合わせた感じで」とご希望いただいて、調整を重ねました。

決定図面
最終的な図面です。ご提案した二つのデザインの良いところを組み合わせた形に決まりました。石碑部分は②の形を採り入れ、全体は①の立ったままお参りしやすい高さのある設計です。正面には、お店で施工例をご覧になった際に気に入ってくださった「ありがとう」の文字を彫刻することになりました。

完成予想図
決定した図面を建立場所のお写真に重ねた完成予想図です。当社では、完成したときのお墓の高さや周囲とのバランスをできるだけ具体的にイメージしていただけるよう、このようなカラーの合成図もご覧いただいています。実際の墓地に完成した状態を見ることで、大きさも分かりやすく、安心して決めていただけます。
工事の前に魂抜きをしていただき、埋葬されていたお骨を取り出してから工事を始めました。まずは地面を掘り下げ、砕石を敷き詰めてしっかりと転圧します。地盤を十分に締め固め、次の工程へ進みます。
転圧を終えたら鉄筋を組み、コンクリート基礎を施工する準備をします。今回も土台からしっかりとしたお墓になるよう、鉄筋コンクリートの基礎を設けています。また、墓所内に雨水が溜まりにくくなるよう水抜きにも配慮しました。

完成した基礎の上に免震施工でお墓の据え付けを進め、周囲の石材の据え付けもほぼ終わった状態です。お墓の手前にあるのは3連式の花立で、このあと設置する準備をしています。
完成したお墓です。立ったままでも手を合わせやすい高さがありながら、周囲のお墓とも調和する仕上がりになりました。左手に墓誌・塔婆立、右手にはベンチもご用意しました。石は、中国産の松山石を使用し、棹石正面には北大青という濃いグレーの石を組み合わせています。また、砂利の下は全面コンクリートを打っているので、草取りの手間もありません。
扉を開けた納骨室内部です。上部にはお骨壺を置くことのできる棚があり、二段を使ってご納骨できる造りになっています。さらに下部には山砂を敷いているため、将来お骨壺を置く場所がいっぱいになった場合などには、お骨をお骨壺から出して土へ還すこともできます。ご家族の将来まで考え、状況に応じた納骨方法を選べるようにしています。

正面には、カーサメモリアで使用されている創作文字の「ありがとう」を彫刻しました。さらに、お客様がご希望された桜の花もあしらいました。濃い色合いの石に柔らかな文字と桜がよく映えて、あたたかい印象になりました。
納骨室の扉にも、お客様のご希望で桜を散らしたデザインを彫刻しました。扉にも同じモチーフを採り入れることで、お墓全体に統一感が生まれています。扉の彫刻は、当社でご用意している原稿の中からお選びいただいています。
お墓の背面には、建立された方のお名前を彫刻しています。今回はご兄弟のお名前を連名で入れたいというご希望がありました。ご存命の方のお名前なので、赤色で仕上げています。

お墓の左側には墓誌と塔婆立を設置しました。墓誌には今回ご納骨されるお父様と、お母様のお名前を彫刻しています。塔婆立と墓誌を一体型にした形は、当社で以前からご提案している当社オリジナルのデザインです。限られた墓所の中でもすっきりと納めることができます。
実は今回、完成したお墓をご覧いただいたあと、桜の部分へピンク色を追加しました。当初から「桜にピンク色を入れたい」というお話もありましたが、完成前には全体の色のバランスが分かりにくいため、まずはお墓を完成させた状態をご覧いただいてから、ご判断いただきました。濃いグレーの石に桜のやさしいピンク色が、ほどよいアクセントになりました。

ご納骨当日の様子です。この日は少し雨が降っていましたのでテントを設営し、ご納骨のお手伝いをさせていただきました。

今回は、四十九日までに完成させたいという強いご希望から始まったお墓づくりでした。途中、台風の影響で石材の到着が一週間ほど遅れる出来事もありましたが、予定の日までに無事完成し、ご納骨を迎えていただくことができました。私どももホッとしております。
完成したお墓をご覧になったお客様には、「イメージ通りのお墓になった」と大変喜んでいただくことができました。以前は墓所の草むしりがとても大変だったそうですが、これからはその負担も少なくなり、ご家族皆様でゆっくり手を合わせていただけばうれしい限りです!このたびは、大切なお父様、お母様のお墓づくりを当社にお任せくださいまして、本当にありがとうございました。これからも末永く安心してお参りいただけましたら幸いです。








