福島県郡山市にて、デザイン墓石「カーサメモリア」のお墓を建立。インド産RYOとアーバングレー、全面貼り石で維持管理のしやすい安心のお墓

こんにちは! 福島県一円にて、お仕事をさせていただいております、お墓のTRY(トライ)の東条です。今回は、福島県郡山市にて、デザイン墓石「カーサメモリア」のお墓を建てさせていただいた際の様子をご紹介します!

 

【福島県郡山市お寺様墓地 デザイン墓石「カーサメモリア」のお墓】

 

お客様からのご紹介で、お電話でご相談をいただきました。このたび亡くなられたお母様のためにお墓を建てたいということでした。墓地はすでにお寺様にお持ちで、お墓を建てるにあたって石材店を探しておられて弊社にお声かけいただきました。

現地でお客様とお会いしてお話しをうかがったあと、お墓を建てる墓地の採寸等を行いました。その後は、展示場でお話しを伺いながらお墓のイメージを固めていきました。

 

こちらが弊社の郡山展示場です。10基ほどのお墓が展示されています。実際に展示されている従来からある伝統的な和型のお墓のほかにも、横長い形の洋型墓石、自由度の高いデザイン墓石など色々と見ていただきました。その中で、ご紹介したデザイン墓石「カーサメモリア」を気に入っていただけました。

 

墓石専門デザイナー設計のお墓 「カーサメモリア」 を、福島に  詳細はこちら

デザイン墓石「カーサメモリア」は、専門のプロデザイナーが設計するデザイン墓石です。墓石本体だけでなく、囲い(外柵)部分までがトータルで設計されており、60種類以上ある完成デザインからお選びいただくことができます。

従来の和型のお墓も素敵なのですが、入り口に階段が付いていたり、お手入れのしにくいところがあったり・・・ということを心配される方もいらっしゃいます。お参りされる方がご高齢になる将来的なことを考えると、入り口がフラットであることはとても大切なポイントです。また、お手入れの点でいえば、可能であれば貼り石がおすすめです。お参り部分やお墓周りがコンクリートのままですと、時間が経つと水垢の付着などに合わせて劣化が目立つようになってしまいます。貼り石をしておくとサッと水を流してお掃除ができますし、草取りの手間もいりません。見た目のきれいさも長く保つことができます。デザイン墓石「カーサメモリア」はそうした面でもおすすめできるお墓です。

 

工事前に、地魂式を行いました。お客様ご夫妻もお越しくださり、無事に執り行いました。

 

工事開始です!

取得されてしばらくたった墓地には、木が生えて大きく成長していました。まずは木を根から抜いて、お墓を建てる準備をしていきます。

 

木の抜根が終わり、お墓を建てる場所を掘り下げました。いよいよお墓の工事に入ります。

 

砂利を敷き詰めて転圧し、地盤を固めます。左手のお墓と基礎がついてしまわないように、養生しています。

 

基礎コンクリートを打つ準備をしています。鉄筋を組んで、木枠の中にコンクリートを流し込みます。

 

コンクリートを流し込んで、きれいにならしました。このあと、数日養生したら基礎工事が完了です。

 

お墓の囲い、外柵の据え付けをしています。石と石の継ぎ目には、墓石専用の耐震ボンドを使用します。

 

石の継ぎ目は、ボンドとL字の耐震金具を併用してしっかり留めています。

 

外柵の上に乗せる台部分を据え付けています。この手前側が納骨室になります。写真の部分は上に貼り石をして仕上げますが、強度を上げるため、台の外壁との間に石を設けて支えています。間に入る石の中央には、換気のために丸い穴をあけています。

 

先ほどの台石の上に、貼り石を設置する準備をしています。左手前の空間が納骨室で、右手は上に貼り石をします。先ほど見えていた穴のあいた石も奥に見えていますね。ボンドを塗布した部分にこれから貼り石をします。

こういった空間は土や砂利で埋める方法もありますが、弊社では必ず石で支える形で施工します。私どもでお墓の工事をさせていただく地域は雪国なので、土や砂利を入れてしまうと水分を含んで凍って膨張してしまい、そのまま長い時間が経つと、中からの膨張で石の継ぎ目が割れてしまう可能性があります。実際に内部に土を入れている古いお墓などは、石の継ぎ目も昔ながらのコンクリートで固めた方法なので、コンクリートの劣化に加えて内部からの膨張で目地が割れてしまうという現象が多く見られます。ですので弊社では土を入れず、膨張による割れを防ぐようにしています。

また、換気を良くすることも重要です。通気の悪い古いお墓などでは、納骨室が水びたしになってしまっているケースも見られます。水が抜けるような構造にしてあっても、粘土質の土壌では水もなかなか抜けません。ですので、間に入れる石は中央に穴を開けて内部の換気がよくなるようにするなど、細かいことですが注意を払っています。

 

納骨室の上にお墓の台石を設置しています。しっかりと耐震ボンドを使用して据え付けます。

 

すべてしっかりと耐震施工で据え付けて、完成です!

2色の石の組み合わせがきれいな、スタイリッシュなお墓に仕上がりました。

 

お墓の黒い部分はインド産のRYO、グレーの部分はアーバングレーという石を使用しています。デザイナーが設計したものを、お客様のご希望に合わせてカスタマイズしています。右手にはベンチ、左手には墓誌を設置しました。お参りの際にちょっと腰をかけて休憩していただけます。

お墓の左右には、三つ穴の花立てを追加で設置しました。郡山・須賀川の方は、お盆やお彼岸の時期になるとご親戚皆様でたくさんのお花をお供えするそうです。中には9個穴が空いているものをつける方もいらっしゃいます! 中通りらしいお墓といえますね^^

お墓手前の踏み石は格子状の滑り止めを入れいています。従来のようなサンドブラストでの広い面の加工ではなく、デザイン性の高い滑り止めです。

 

お墓の周りは貼り石で仕上げました。広いお墓はそれだけ草取りやお掃除などの維持管理が大変ですが、貼り石にしておくとお手入れもしやすいだけでなく耐久性も高く、長い年月が経ってもきれいなお墓を保てます。縁部分はあえて黒い石を使用しました。デザイナーの設計したお墓のデザインと一体感を持たせています。

 

お客様には、あたたかいお言葉もいただきました! ありがとうございます。「大変満足しています」とのこと、本当に良かったです。ご納骨の際のホッとされた笑顔を見ていると、「うちに任せていただいてよかったなあ^^」と感じました。このたびは、大切なお墓の建立をお任せいただきありがとうございました。末永く大切にお参りいただけますとうれしく思います。

弊社では、事前にきちんと工事の内容やご予算のご説明を差し上げて、行き違いなどがないように、十分にご納得いただいてから工事に取り掛かります。また工事中は、完成すると見えなくなる部分もしっかりとお写真を残して完成後にご報告をして、よりご満足いただけるお墓作りになるようにお手伝いをさせていただいています。今後も、大切なご家族様が亡くなられた中でお墓作りをされるお客様のお気持ちに寄り添って、心のこもったお手伝いをしていきたいと思います。